舟越 桂 私の中にある泉(レビュー)

舟越 桂 私の中にある泉

@松濤美術館
初めての松濤美術館。高級住宅街の中に佇む、こじんまりした入り口の建物。

松濤美術館

実際に舟越桂の作品を見るのは初めて。天童荒太や須賀敦子の本の装丁で見かけたことがある程度。写真で見るのと実物を見るのとではだいぶ印象が違った。
舟越桂作品が持つ静と、松濤美術館との相性の良さ。第一会場、開けた半円のホールのような場所に、柵も、立ち入り禁止線も引かれず、ポツンと置かれている彫像たち。一瞬ホンモノの人間かと見紛うほどの存在感があって、ずっと見ていると頭がクラクラしてくる。人間と彫像の境目がわからなくなる。
彫像ごとに微細な表情の変化がある。基本的には「真顔」に近い。初期の作品から2020年の作品まで展示されているため、作家の変化がよく分かる。中期からは異形化していくが、すでに評価を得てからの大胆な変化に驚かされた。

会場には一体だけ、「真顔」ではない彫像が展示されている。怖かった。

 舟越 桂 私の中にある泉
 舟越 桂 私の中にある泉
松濤美術館
とても素敵な内観。まさかこんな水要素が。

コメント

タイトルとURLをコピーしました