プラットフォーム(ネタバレ) 映画

プラットフォーム
プラットフォーム

プラットフォーム おすすめ度3.8

※おすすめ度見方 0~1     見る必要無いかも。
         1.1~2.0   100人いたら90人は微妙かな。
         2.1~3.0   好みの違い。
         3.1~4.0   行って損なし。価格や場所、評判次第で行くかどうか決めよう。
         4.1~5.0   いますぐ観に行こう。見逃したら絶対に後悔する。

スペインの新鋭ガルダー・ガステル=ウルティアが、極限状態に置かれた者たちの行動を通して様々な社会問題をあぶり出した異色スリラー。ゴレンは目が覚めると「48階層」にいた。そこは遥か下まで伸びる塔のような建物で、上下の階層は部屋の中央にある穴でつながっており、上の階層から「プラットフォーム」と呼ばれる巨大な台座に乗せられて食事が運ばれてくる。食事は上にいる人々の残飯だが、ここにはそれしか食べ物はない。各階層には2人の人間がおり、ゴレンは同じ階層にいた老人トリマカシから、1カ月ごとに階層が入れ替わること、そして食事を摂れるのはプラットフォームが自分の階層にある間だけ、というルールを聞かされる。1カ月後、ゴレンが目を覚ますと、そこは以前より遥か下の「171階層」で、しかも彼はベッドに縛り付けられ身動きが取れなくなっていた。2019年・第44回トロント国際映画祭ミッドナイト・マッドネス部門で観客賞、第52回シッチェス・カタロニア国際映画祭で最優秀作品賞など4部門を受賞した。

2019年製作/94分/R15+/スペイン
原題:El Hoyo
配給:クロックワークス
(引用:映画.com)

想像していたよりもグロさ、エグさは控えめ。一方で、お話は思ったよりも社会性あり、プロットがきっちりしていた印象。良作でした。ありそうでなかったデスゲーム設定と、装置の見せ方がとてもうまい。原題は「穴」。穴は食事の運搬機能の役割を果たす。テーブル一杯に高級料理が並べられていて、一定時間が経つと下に降りていってしまう。食事をテーブルに戻さないと、空調が調整され暑さか寒さで死ぬ。どうやら200以上の階層があるらしく、階層が下に行くにつれて食事は汚くなっていくし、当然の如く量が減っていく。みな生き残るために必死、限りテーブルの上の食事を食べようとする。100階台になると、食事は残っていない。故にチームメイトを殺して食うしかなくなる。その階層にいる期間は1ヶ月。1ヶ月経つと、別の階層に移動する。穴にいるものたちは、証明書?を手にするべく入居しているが(自ら入居した者も)、外に出られるタイミングに関してはいまいちわからない。そもそも出られない可能性が濃厚(入居者は騙されている)。このあたり、一度抜け出したことのあるフロアマスター的な人がいれば面白いと思うのだけれど(もちろん主人公の最初のチームメイトがその位置づけなのだろうけど)。突然テーブルの上に人が乗って出てくるあたりの演出、憎い。上の住人も下の住人も姿が見えているのが面白い。故にいたずらの様子も全てわかる。上の住人はもっと排泄物を撒き散らすとかしそうなものだけど、それだと流石に話が進まないのかな。そのくらいやっても破綻しなかった気がします。水は自由に飲める。人の階層間の行き来も自由。なぜあの女性の息子が入り込んでいたのか、またどうやって生き延びていたのか、説明のなさそうな箇所は多数有り。でも、そんな説明しなくたって、面白いものは面白い。世界的な食品廃棄問題や、貧富、誰に世界の未来を託すべきかのメッセージまで込められていて、射程は長い。

コメント

タイトルとURLをコピーしました