すくってごらん(ネタバレ)

すくってごらん

すくってごらん おすすめ度3.8

※おすすめ度見方 0~1     見る必要無いかも。
1.1~2.0   100人いたら90人は微妙かな。
2.1~3.0   好みの違い。
3.1~4.0   行って損なし。価格や場所、評判次第で行くかどうか決めよう。
4.1~5.0   いますぐ観に行こう。見逃したら絶対に後悔する。

志の高い、チャレンジングな一作。これまでいくつもの作品が挑戦して敗れてきた「日本版ミュージカル」を違和感なく成立させている。「日本版」というより「和」テイストなのがポイント。音楽の鈴木大輔の存在と、演技巧者かつ歌唱力のある尾上松也、百田夏菜子、そして劇団四季出身の柿澤勇人の存在が効きまくっている。歴史ある奈良という場所選びも完璧にハマっていて、金魚という題材も欧米ではなく日本だからこそ合うもの。銀行の内装も素晴らしくて、ルックのクオリティがこれまでの和製ミュージカルにはないレベルになっていた。日本語だけではなくて英語ラップのテンポ良い曲を入れていたり、柿澤勇人の個人技に頼っている名場面があったりと、これまたうまい。正直、物語の内容自体はつまらない気もしてしまうけど、でもこれでドラマ部分まで完璧だったら普通に「ラ・ラ・ランド」になってしまうわけで、それは今後の邦画の課題なのかもしれない。尾上松也がこんなにうまかったなんて。尾上松也力で成立している部分がたくさんある。コミカルな演技はもちろん、ド真面目な演技から顔芸まで、幅広くこなす。カフェで同僚と集まったときの顔芸は必見。会場でも笑いが漏れていた。百田夏菜子との待ち合わせのために急ピッチで得意先を回る場面はアート映画か実験映画かって感じの演出だったけど、これは不要だった気も。あまりに効果的でないから。金魚好き大会に向かう場面の高揚感はエンタメ感があってこれも良いねー。決着のつけ方も好き。

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