島田荘司『御手洗潔のダンス 』『御手洗潔の挨拶』(ネタバレ)

御手洗潔のダンス

島田荘司『御手洗潔のダンス 』おすすめ度3.8
島田荘司『御手洗潔の挨拶 』おすすめ度3.5

※おすすめ度見方 0~1     読まなくてもいいかも?
1.1~2.0   100人いたら90人は微妙かも?
2.1~3.0   好みの違い。
3.1~4.0   読んで損なし。
4.1~5.0   いますぐ読もう。読み逃したら絶対に後悔する。

『御手洗潔のダンス』は、「山高帽のイカロス」「ある騎士の物語」「舞踏病」「近況報告」の4編収録。傑作との呼び声が高い「山高帽のイカロス」も面白かったが、「ある騎士の物語」が大のお気に入り。『ドン・キホーテ』のラ・マンチャの老騎士と登場人物を重ねて、愛する秋元静香を救うために村上のとった行動が、ミステリ的な真相とも直結しているのが素晴らしい。なるほど線路の上を爆走か、思いつかない(笑)。叶わない恋を描くヒューマンドラマも良かった。どの短編も、魅力溢れる奇想的謎展開が提示され、それを強引にでもなんでもまとめあげてしまう島田荘司に感服。短編でこれをやるのは難しいよ~。『御手洗潔の挨拶』は「数字錠」「疾走する死者」「紫電改研究保存会」「ギリシャの犬」の4編収録。好きなのは「数字錠」。数字錠の解除の仕方、それについての御手洗の嘘も面白い。それ以上に、なるほど登場人物が青梅街道から新宿までワープしていたのは、実はその下に一直線に流れる地下鉄を利用したと。唸る。

御手洗潔のダンス
御手洗潔のダンス
御手洗潔の挨拶

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